孤独な理学療法士の日記

理学療法士をしているマトルです。仕事・健康・家族・趣味など普段考えていることや行っていることをお伝えします。

腰痛を改善するために簡単にできる体の歪み解消法

 

現代病とも呼ばれる腰痛によって多くの人が深刻な悩みを抱えています。ぎっくり腰や慢性腰痛に関わらず、一度痛みを経験してしまうと、その時の恐怖が頭の片隅に住みついてしまい、日常生活に支障をきたし、人生を心の底から楽しむことができなくなってしまいます。

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7~8割の腰痛はしっかりと原因を理解し、適切な治療を行い、生活習慣に気を付けさえすれば改善、もしくは根治することが可能です。諦めなければ、痛みの恐怖というトラウマに囚われることなく、人生を謳歌することができます。

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目次

体は積み木のようなもの

人の体には個人個人が育ってきた生活環境によって体の癖が形成されます。100人いれば100通りの体の癖があり、その長年培われた癖が体の歪みへと繋がってきます。そして、その歪みが将来の様々な体の痛みの原因となってきます。

積み木で例えてみます。積み木を一つずつ真っ直ぐ上に積み重ねていきます。しかし、倒れないようにバランスをとっていく内に前後左右の方向へ徐々にずれが生じてきます。その積み木と人の体は一緒です。人もありとあらゆるものからバランスをとるために体の様々な所にずれが生じてきます。

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痛みに着目するのではなく、原因を理解しましょう

腰痛は先ほど述べた体の歪みによって引き起こされていることが多いです。腰痛が長引いていたり、慢性化している人の多くは、腰が痛いことを強く自覚していますが、その痛みがなぜ起きているのかという原因をあまり意識していません。もちろん、自分の体が歪んでいるという自覚も持っていない人が多いです。まず、その腰痛の原因が体の歪みに由来していることを理解することが重要です。つまり、腰が痛いから体が歪んでいくのではなくて、体が歪んでいるから腰に痛みが出るということを理解する必要があります。 

自分の体の歪みを知る

体の歪み(癖)を治さなければ、どんなに治療やストレッチを行っても、一時的な効果しか得られません。原因となっている体の根本的な歪みを治さない限り、いくら痛みに対して治療をしても一瞬で元に戻ってしまいます。

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体の歪みをチェックする方法

左右の体の歪みをチェックしてみます。

  1. 足をぴったりと付けて立ちます
  2. 腕を胸の前で組みます
  3. 体を左右に捻ってみます


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左右のどちらの方へ捻じりやすいか、捻じりにくいかを確認します。この時捻じりやすい(動きやすい、可動範囲が広い)方向にあなたの体は歪んでいることになります。

注意!

意外かもしれませんが、捻じりやすい(動きやすい)ということは決して良いということではありません。これはその方向に体が捻じれている(歪んでいる)から捻じりやすくなっていることを表しているからです。そのために反対方向へは捻じりにくくなっているのです。

例)右に捻じりやすく、左に捻じりにくい場合

これは足の着き方(体重の掛け方)に問題があり、その足の歪みに呼応して骨盤に歪みが生じていることになります。

足の状態は?

右足の小指側に体重がのって、かつ左足の親指側に体重がのっているため(全身から見ると体が右方向へと傾いている)に体の歪みが出ています。

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骨盤の状態は?

体重が足の右側にのっていることで右の骨盤が後方へ捻じれてしまいます(右腰が後ろに引かれている)。

この状態を均等にする必要があります。

体の歪みを解消する方法

30秒あれば簡単に体の歪みを解消できます。先程の右に捻じりやすく、左に捻じりにくい場合を例にします。

  1. 立って肩幅よりやや小さく足を広げます
  2. 右足の親指側・左足の小指側に体重を意識してのせます(全身から見ると左方向へ)
  3. 2の状態(足の指の体重の掛け方を意識して)のままで足踏みを30回してください


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たったこれだけです。これである程度、体の歪みは解消されます。もし、左側に捻りやすく、右側に捻りにくい時は反対のことを行ってみてください。

下記事のように普通の足踏みだけでも良い姿勢になることができます。

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この足踏みが終わった後に、再び足をぴったり付けて立ってみます。そうすると先ほどとは違って、立ちやすくなるという感覚があると思います。足をぴったりと付けて立つということは床との接地面積(支持基底面)が少なくなるため、体が歪んでいると不安定となり、フラフラします。この足踏みによって体の歪みが解消され、体重が体の真ん中に戻ります。そうすると安定感が向上します。

体の歪みの再チェック

先程の歪みのチェックで行ったように、もう一度腕を前で組んで体を捻ってみます。この時に右側への過剰な捻じれが減少して、左側に捻りやすくなっていれば、体の歪みが解消された証拠となります。

終わりに

足の体重の掛け方を意識して足踏みをするだけで、簡単に体の歪みを解消することができます。足踏みの回数は30回を目安にしてください。あまり数を多くすると反対側に歪みが出てくる可能性がありますので注意してください。たったこれだけで立った時の立ちやすさが変わってくると思います。それは体の歪みが解消され、左右均等になっている証拠です。また、治療やストレッチ後にこのセルフケアを行えば、体の歪みが解消された状態を維持することができ、かつ体の重心が安定するため姿勢が良くなったり、転倒の予防にも繋がります。加えると、事前に股関節や足関節のストレッチなどをして、ある程度体の柔軟性を向上させた上で行うとより効果的となります。一日の始まりの活動前や運動前に対する準備体操として行うのも良いかも知れません。 是非活用してみて下さい。ご参考になれば幸いです。

 

ご覧いただきありがとうございました。