孤独な理学療法士の日記

理学療法士をしているマトルです。仕事・健康・家族・趣味など普段考えていることや行っていることをお伝えします。

【食事の順番】果物を食べるタイミングは食後ではありません

 

皆さんは果物はお好きでしょうか?果物を食後のデザートとして食べることを習慣としている人が多いようです。しかし、食事には栄養素の種類ごとに食べる順番というものがあります。食べる時位何も考えたくないという人もいらっしゃるかも知れません。しかし、こういう考え方もあることを知っていただき、可能な範囲でも構わないので少し意識してみませんか?きっと健康的な体作りの役に立つと思います。

Fruit

目次

食後の症状

食事をした後に眠くなったり、体に重だるさを感じる経験をされた人は多くいると思います。それは腸が食べ物の消化活動にエネルギーを費やしているために起こる体の当たり前の反応です。栄養を体に吸収させることと引き換えに膨大な量の消化に対するエネルギーが必要とされるために起こる症状です。

食後の消化活動はフルマラソン並み

人の体は食事をした後に、体内に入ってきた食べ物を代謝エネルギーに変換しなければいけません。そのために必要な消化活動には膨大な量のエネルギーを必要とします。消化活動には体の全エネルギーの内、約70%を費やしています。それはフルマラソンで消費するエネルギー(1500~2000キロカロリー)に匹敵すると言われています。

体内サイクル

人は朝食時に体に良い食べ物を食べることで(消化に悪い物を食べなければ)、分解・消化をスムーズに行うことができます。そして、排泄として体に取り込まれた余計なもの(老廃物や毒素)を出すという浄化作用を行うサイクルが体内にはあります。ナチュラルハイジーンの原則から言えば、朝食は消化に良い物を食べ、昼食にしっかりと食べます。夜中寝ているときには汗をかいたり、トレイに行くことで脱水状態となります。そのため朝に水分補給をしっかり行って、腸の動きを良くして、排泄を促すことが重要です。

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消化とは?

現代人の食事に対する傾向として消化にエネルギーを使い過ぎています。消化とは体内に入ってきた食べ物に含まれている栄養素を分解して吸収することです。簡単に言うと口から食べて食道、胃、腸(十二指腸、小腸、大腸、直腸)を通って便として排泄される一連の流れを表します。食べたものは通常は胃で消化されて、小腸に運ばれて8~12時間で排泄されます。また、炭水化物とタンパク質を同時にとると胃の中に8~72時間も残ってしまうことがあります。

消化に時間がかかると眠くなる

食後に眠くなるのは、体の中において消化優先でエネルギーが使用され、他の機能は休憩中というサインからくるものです。そのため消化に負担がかかる食事を続けていると代謝や排泄に使用するエネルギーが減ってしまうが自然の理です。

消化不良

消化不良になると、食後に眠くなったり、疲れが抜けなかったり、寝不足になったりします。さらに便秘などの排泄障害にも繋がります。これらを予防するためには消化に使用するエネルギーを極力控えることで、代謝に使用するエネルギー量をを増やさなければいけません。つまり、病気や肥満の原因となり得るものを排泄として体外に出すことで、体の基礎代謝に使えるエネルギーを向上させなければなりません。これが健康を保つための最も大切なこととなります。

消化にかかる時間の目安

果物

消化時間20~40分

果物の消化はとても短く、わずかな時間で消化することができます。これには果物自体に食物酵素が豊富に含まれているためです。これにより体内酵素の無駄使いを抑えることができます。

野菜

消化時間30分~1時間半

野菜も果物と同様に食物酵素が豊富に含まれているため消化の時間は速いです。サラダなどはできるだけ食前に食べることで、その酵素基礎体温を向上させ、脂肪の燃焼を促進させます。

ご飯・パン・麺類などの炭水化物

消化時間2~5時間、種類によっては8~12時間

ご飯は硬めよりも柔らかめに炊くことで消化・吸収を早めることができます。特に麺類はよく噛まなければ、胃で消化するのに時間がかかり、負担も大きくなります。基本、炭水化物は消化に時間がかかります。それはでんぷん質を分解するための酵素を必要とするからです。

肉類や魚類などのタンパク質

消化時間2~8時間、種類によっては10~24時間

肉類や魚類、卵、乳製品は消化に非常に時間を費やします。これもタンパク質を分解する酵素が必要だからです。

脂肪

12時間以上

昔から人は肉や魚のタンパク質を食べることを習慣としています。人の体は本来タンパク質を吸収しやす構造となっています。しかし、脂肪は違います。脂肪を過剰に摂取することで、消化不良となったものが胃もたれや肥満の原因へと繋がります。

理想的な食事の順番

消化に良い順番で食べることです。皆さんは普段から食事の時に、これが体の中でどれくらい消化に時間がかかるのだろうと考えたことはないと思います。これを機に消化時間の目安に基づいて、今までの食事をする際の順番を変えることで胃腸にかかる負担を減らすことをおすすめします。結果、消化に費やされるエネルギーを代謝エネルギーに回すことができます。

果物→野菜→炭水化物→タンパク質

慣れるまでは違和感があると思いますが、この順番が食事の一番の理想です。健康的な体で毎日を過ごすためには食事の順番を再考することが重要となります。

酵素の観点からも

消化にかかる時間を意識しながら食事をしてみます。やり方は簡単です。消化時間が早いものから先に食べることです。ダイエットをしている人は知っているかもしれませんが、この果物→野菜→炭水化物→タンパク質という食事の順番は酵素の観点から見ても良いです。まず習慣となるまでは、できるだけ先に果物や野菜から食べるように心がけてみましょう。

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一般的な食事の順番

まず、最初に消化に一番時間がかかるタンパク質・脂質を食べ、そのあとに炭水化物を食べています。こういう食べ方をしていると、その時点で消化に少なくとも3時間、平均で半日以上かかることになります。その後に野菜や果物を食べることになりますが、その時点で体の中では消化するために炭水化物やタンパク質、脂質などの栄養素の大渋滞が起こっています。その大渋滞が解消されるまで、野菜と果物は消化されるのを待たなければいけません。

大渋滞の結果、体の中で起こること

人の体温は35~36℃代です。いわゆる体の中は真夏日の状態です。そんな状態の中に食べ物が放置されればどのようなことが起こるでしょうか?もちろん腐ってしまいます。そうなれば、せっかくの野菜や果物の栄養が無駄になるだけでなく、消化にかかる時間も相当量になるため、エネルギー消費に対する体の副作用(眠くなる、重くなる)が現れます。結果、体の中で食べ物の腐敗が進み、それが老廃物(毒素)を生み出す原因となってしまいます。

果物は食後のデザートという意識を捨てましょう

この果物は食後のデザートという習慣に疑問を持ってみます。一般的な私たちの食事の順番は、まず第一にメインの肉類や魚類を食べて、ご飯を食べます。その合間に野菜を食べ、食後にデザート(果物)を食べます。外食をしてもその順番に出てくることが多いかと思います。果物を食後に食べると果物に含まれている果糖が分解されにくくなり、腐敗してしまいます。それが腹痛や下痢の原因になります。また、分解しきれない糖分が肥満の原因となります。

余談:果物の役割

ナチュラルハイジーンでは新鮮な果物を毎日積極的に食べることを推奨しています。果物には体にとって重要な水分、ビタミン、ミネラル、酵素だけではなく、エネルギー源となる糖質、脂質、タンパク質も多く含まれています。そして最も重要なことは果物は消化に使用するエネルギー消費量が必要最低限に済むということです。

果物を食べる時に気を付けること

  • 他の食べ物と一緒に食べないこと
  • 食事の直後に食べないこと
  • 胃の中を空っぽにした状態で食べること

 終わりに

食後の果物を食べることを控えた方が良いと思います。そして、肉類や魚類を食べる場合は、できるだけご飯やパンなどの炭水化物の取り過ぎには注意しましょう。消化時間の異なる食べ物を夜ご飯として食べることで消化に対するエネルギーに多くを費やしてしまいます。消化エネルギーを必要最低限にすることで代謝の良い体作りを行うことができます。ご紹介したこの理想の食事の順番は最初は違和感があるかもしれませんが、頭のかたすみに置いて、少しずつでもいいので意識してみて下さい。人類が生まれた頃は果物しか食べていなかったそうです。現代人の消化に費やすエネルギーの過多や代謝に費やすエネルギーの少なさを知ることが大切です。ご参考になれば幸いです。

 

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 ご覧いただきありがとうございました。